2008年1月16日水曜日

1/13の獅子舞 田辺市 浦安神社

朝ウトウトしていたら、お祭り情報メールが入って、飛び起きる。
恵比須祭りに獅子舞奉納があったとは、しかも、すぐ近く。
「オオエビスの祭り」
古い資料に出てた。あぶないあぶない。

ところがお昼過ぎに行くと、神社もお宿も誰一人見あたらず、町中静まり返っている。
小説に出てきそうな誰もいなくなった町。みたい。

↑ 初めて見た。シースルーの幟


その辺を歩きながら、石碑に彫られた字(ここをお世話する人、というタイトルの下に20人くらいのフルネームが彫られていた)をじーっと見ていたら、やっと一人の散歩中の年配女性が「何見やんの?(見てるの)」と、声をかけてくれて、しかも親切に、祭り関係者の家に情報収集に付き合ってくれた。

なんと、どうも町内中いっせいに、昼食中だったらしい。
しばらくして人が出てきて、獅子舞が始まった。
町内会館前、漁業会館前、浦安神社前と、3箇所で全曲奉納する。
(神社での2回目は高速テンポ&短縮バージョン)
全部ついて回った。


ここは戦後漁港として埋立てられた漁業地区。
顔に墨で「大漁」の文字が書かれ、神社前では大量に塩をまく。
昔は漁師も多くて賑やかだっただろうな。
祭りを引退したらしいおじいさんがうれしそうに見ていた。
仲良しおばあちゃんも、ついて回る。(↓)


引き売り

祖母は昔「引き売り」をしていた。
漁港の朝市で仕入れたものを移動販売する人のこと。
魚、ひら天、寿司、お惣菜など仕入れて売り歩く。
引き出しのついた木の箪笥のような押し車で、狭い路地でも通れて魚もさばく。
子供のころの記憶だと、おばあさんばかりだったような。
現在この辺りでは2人だけらしい。
コンビニも宅配を始めたけど、買い物に出られない高齢者には、
食べ慣れた地元の朝市のおいしいものを運んでくれる方が嬉しいと思う。
一般人も買える市場なので、行ってみようかな。

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